子犬を迎えたばかりの時、ケージに入れてみると吠える吠える!
母犬から離れて不安な気持ちのままケージへ入れられて
不安と寂しさから吠えてしまうのは仕方がないこと。
ですが・・・
夜に吠えたり、ケージから出してと吠えている時
飼い主様の心が折れてしまって、ワンコを出してしまっては意味がありません。
要求吠えに耐えなければいけないし、
ケージでくつろぐことを覚えてもらわないといけません。
ということで、ケージをリラックスする場所だと認識させ、吠えないようになる方法をシェアします。
子犬が吠えてもケージから出さない理由
子犬だと母犬や兄弟と離れて知らないおうちに来たのですから
不安と寂しさで一人でケージに入っていると吠えてしまうのです。
特に夜は暗くなるし寂しくるし、心細くなるしで
吠えるという行動に直結します。
ただし夜寝る時は、
どんなに吠えられてもケージから出さないというのが基本ルールとなります。
可哀想になって出してしまうと
「吠える=ケージから出られる」
「吠える=要求が通る」
という間違った認識を子犬に与えてしまって
成犬になっても同じ行動が続くようになり、
吠え癖がついてしまいます。
色んな本を読んだり、聞いたりして情報を集めましたが
吠え癖のスタートは「子犬時代」にあります。
子犬と生活をスタートさせたら
吠える行為に対して要求を通さないように
「放置する」ことで対処してください。
吠え癖の原因を知っておく
「子犬をケージに入れるとなぜ吠えるのか?」の部分で説明しましたが
吠え癖の原因は大きく分けて3つあります。
- 要求を通すための吠え
- 恐怖を感じた時の吠え
- 威嚇による吠え
です。一つずつご紹介していきます。
要求を通すために吠える
先ほども説明したように、夜にケージから出してーと吠える。
↓
飼い主様が可哀そうになってケージから出してあげる。
↓
そうすると子犬は「吠える=要求が通る」と勘違いします。
この間違った認識を植え付けてしまうと
吠えると良いことがあると思い違いしてしまいます。
要求を通してあげることをしない!という強い意志で
無視かスルーを決め込んでください。
「恐怖を感じた時の吠え」について
玄関チャイムが鳴った時にけたたましく吠えてしまう場合は
「恐怖による吠え」と思ってください。
この場合は、灰皿などで大きな音を出して驚かせましょう。
気をそらして吠えることを忘れさせるのです。
「威嚇による吠え」について
恐怖を感じた時の吠え方と違って、力強く声も大きいです。
他の犬の吠える声に反応したり、車やバイクの音に反応した時に
威嚇して吠える場合の事を指します。
子犬の時に教え込むのがベスト!
恐怖と威嚇の違いは、最初分かりにくいかもしれませんが
どちらにしても「無駄吠え」であることに変わりはありません。
子犬の頃からしつけておいた方が良いことは確かです。
3つの原因で「無駄吠えしない」ように、
的確に指示を出してあげましょう。
詳しくは「鳴き声で分ける4つのしつけ」の中で書いておりますので
こちらをご覧ください。
子犬が吠える癖を治す時、気を付けたいこと
吠え癖の改善には「ケージ選び」も重要となってきます。
ワンコに合った正しいサイズで選ぶことが大切です。
犬のケージを選ぶ目安としては
- 犬が立ち上がった状態で頭上に5㎝ほどのスキマが出来る高さ
- 犬が立ち上がり体の向きを変え、無理なく方向転換できる横幅
- 犬が足を伸ばし寝そべった状態で水入れの器を奥スペースが出来る奥行
子犬の時は、ケージの中にトイレスペースを置けるようにしておく。
成犬になってからは、ケージの外に置けるようにするくらいのスペースがあればOKです。
なぜなら、成犬になると半日程度ならトイレを我慢できるようになるうえ、
自分の寝床は汚さないという本能も強く表れうようになるので
トイレスペースの確保は必須とはなりません。
また、「ケージ」は犬の興奮を抑え、精神的に落ち着かせるために活用します。
犬の体に対して余分なスペースがありすぎると激しく動き回るので
興奮が収まらない場合が想定されます。
飛び跳ねたり、動き回ることのできないジャストサイズのケージを選ぶことが
無駄吠え改善に効果的に働くので、ケージ選びも手抜きなく行ってください。
子犬がケージで吠える まとめ
子犬の頃にケージで吠えるのは、寂しさから来るものがほとんどです。
この時期に飼い主様は心を鬼にして無視に徹してください。
吠えて可哀そうだからケージから出すと「吠える=要求が通る」と子犬が認識します。
こうなると、成犬になってからもずーっと無駄吠え(要求吠え)に悩まされることになります。
- 子犬が吠えても無視する
- 適正な大きさのケージを選ぶ
この2つがポイントとなります。
無駄吠えのしつけ詳細はコチラをご覧ください。
↓↓↓
子犬がうるさい!みんなはどうしてるの?鳴き声で分ける4つのしつけ