パピーの頃、それはそれは可愛い。
子犬の可愛さは破壊級です。
だからついつい甘やかしてしまう・・・
痛いほどよく分かります。
一方でこういう飼い主様もいますよ。
最初が肝心だから”しつけはキッチリしないと!”と。
それで必要以上に厳しくしてしまって
叱るタイミングを間違ってしまい
いつも怒ってる人と子犬に認識されちゃう飼い主様。
どちらも愛犬への愛が深いからこそですが、
こと「しつけ」に関して言えば
どちらの行動も間違っていると言えます。
1歳までの間が愛犬と生活する中で最も大切と言われるのはなぜ?
1歳までの1年間は、子犬にとって身体も精神的にも急激に成長する時期です。
人と一緒に暮らしていける犬に成長する為にも
子犬の社会性が育ち始める生後2ヶ月ころから
精神的な成熟に近づく12ヶ月齢までの
過ごし方や飼い主様との関わり方が「カギ」となります。
子犬のしつけを通して信頼関係を築いていく
子犬の時から少しずつ、
愛情を注ぎながら少しずつ
人と一緒に暮らすためのルールを教えていきます。
最初から完全にできる事なんてないから
ゆっくり、じっくり、根気強く教え込むことが大切なのです。
出来た時はすごーく褒める。
出来なかったら褒めない。
これだけ。
叱っちゃダメ。
日常生活の中で、しつけの練習をしながら飼い主様が
子犬をよく観察することで
子犬の性格や好き・嫌いへの理解が深まって行きます。
一方、子犬は自分のペースに合わせてしつけをしてくれると
飼い主様の態度を見て、安心感と信頼が生まれて
一緒にいると楽しいと思うようになります。
今日は3つ覚えられたけど、
翌日は3つの中の1つしか覚えてなかった。
でも繰り返しやっていると
一緒にやったことを思い出してくれて
上手く出来るようになっていく。
出来たら、またたくさん褒める。
そうすると、わんこは嬉しくなって
飼い主様の喜ぶ顔を見たい、褒められたいと思い
徐々に覚えるスピードが速くなる。
1歳までに行なうしつけ。
しつけを行いながらの信頼関係の築き方。
最終的には、十数年間ともに生活をするのですから
信頼関係を築くことが如何に大切か?ということを
まず最初に飼い主様が理解してほしい。
1歳までに犬のしつけが出来ずに困ったこと
しつけをしっかりやってこなくて
失敗したなーと思ってることがあります。
まず、仕事が忙しいことを理由に
近しい友人に3ヵ月間ほど預けっぱなしにしていたこと。
一番悩まされたのは犬のトイレトレーニング
まず、最初の3ヵ月間ほど手放しているので
全く信頼関係は築けていない…
お手、お代わり、待て
この3つは出来ていたけど
トイレトレーニングが全くできてなかった。
その後、16歳になって虹の橋を渡るまで
トイレは危うかったのです。
おしっこをしそうな場所には
必ず広めにトイレシートを広げておく。
毎日、毎日、仕事が忙しくても毎日、毎日
この作業が続きます。
何が一番きつかったか?って
トイレトレーニングが出来てなかったことです。
最初に、一番最初に教え込んで
根気強く教え込む必要があった。
イライラが募って、冷静にしつけが出来なかったし
最初に友人に預けていたことも間違いでした。
子犬の時のしつけが重要だということは
後々思い知らされることになったのです。
同じ思いをして欲しくないので
子犬の頃から、特に1歳まではしっかり向き合って
愛犬の性格を理解しつつ、しつけをし向き合いながら
信頼関係を築いていって欲しいと願っています。
歯を磨かせてくれない
子犬の頃からやってた方が良いと思ったのは
「歯磨き」です。
大人になって、気づいてから歯磨きをやり始めたけど
お互いに慣れてないので最初は大変でした。
歯石がたくさんついていたので
まずは動物病院で歯石取りをしてもらいました。
その後、キープする為に自宅ケアに入るのですが
最初は全く口を開けてくれないし歯を磨くなんてムリでした。
美味しい歯磨き粉を使うと磨かせてくれるようになりました。
磨いている間はずーーっと
「お利口さんだね~」
「キレイにしようね~」
って話しかけながら磨いていました。
それでも奥歯はなかなか難しい。
一度、歯石が付き始めると
付きやすくなるのです。
だからこそ子犬の時からの歯磨きって、とっても大事!
子犬の頃から慣れさせておけば
成犬になってからの苦労もないし
歯石もつかないので、歯が抜けることもありません。
歯石を放置すると歯周病を発症して
心臓に菌が回ると死に至ります。
歯を放置すると命に直結するので
メンテナンスをしてキレイな歯を保ってくださいね。
歯を触っても大丈夫!になると
かなりの信頼関係が築けていると考えてOKです♪
爪切りができなくて苦労した
毎月トリミングへ行かなくても大丈夫な子もいますよね。
毛が伸びないとか、もともと短毛だから…って理由もある。
そうなると、あんよの裏の毛を切る・爪切りくらいは
自宅でやればトリミング代が浮くんです。
あんよの毛を切らせてくれるのに、爪を切らせてもらえない。
これは、飼い主様が爪切りを怖がるから
その気持ちが愛犬に伝わってしまうのです。
犬の爪切りの何が怖いかって
血がでちゃうことがあって、
どこのラインで爪を切ればいいのか分かりづらいのですよね。
ここは、愛犬に信頼してもらうためにも恐怖心を抑え込んで
爪切りをしなくちゃいけません。
最初は少しずつ切って、
痛くないってことを教えることと
この後、ご褒美が貰えるという点を植え付けたら
成功したも同然です。
常に話しかけながらやると上手くいきます。
犬の爪切りは、大人になっても出来たので
歯磨きほど高度な技は必要ないかと思います。
でも、爪切りも子犬の頃から慣れておくと
爪切りの料金がかからないし、信頼関係も築けます。
身体をゆだねてくれるようになると
嬉しくて、嬉しくて、より一層愛おしくなりますよ。
犬社会を教えておくべきだった
必要ないという意見もあるかもしれませんが、
犬慣れしてない犬に育つとドッグランへ行けません。
ドッグランへ行っても犬同士のご挨拶が全くできません。
吠えることも出来ないことがあります。
逃げ回って、飼い主様のお膝の上から降りようとしません。
犬社会が全く分からない子に育ってしまうのです。
ここを回避するには、
色んなワンコと触れ合わせておくことが重要となります。
飼い主様と愛犬と1対1の生活ならなおのこと
他のワンコと触れ合う機会が少ないので
より一層、犬社会に溶け込めない子になってしまいます。
他のワンコが近づいてきたらパニックになって
逃げ出してしまうので、リードが外れることもあります。
こうなると事故に遭う危険性も高くなるので
犬社会を体験させておく、
他のワンコと慣れさせておくことも考えておいた方が良いです。
人に慣れさせておくべきだった
飼い主様と愛犬との1対1に起こりやすいことですが
他の人に吠えてしまう。
所謂、無駄吠えですね。
無駄吠えする子だと
気軽に自宅にお友達を呼べなくなってしまう。
これこそ、子犬の頃から根気強く
教え込まなくちゃいけないことだったんです。
玄関のチャイムが鳴っても吠えないこと。
他人が自宅に入って来ても吠えないこと。
カフェでも吠えないこと。
道で犬や人に会っても吠えないこと。
とにかく、吠えない様にしつけをしておくのは
絶対に子犬の頃からやらないと
成犬になってからでは修正するのが難しい。
プロにお任せしなくちゃいけないくらい
無駄吠えは治りませんから。
子犬の頃から人や犬に慣れさせておくこと
無駄吠えが如何にダメなことなのか?
正しくしつけをすることで、
お互いにストレスフリーで毎日を過ごすことができます。
犬をしつけられず困ったこと まとめ
お出かけが嫌だったし、自宅に友人を呼ぶのも嫌でした。
それくらい、しつけが出来ていませんでした。
こっちが犬に合せている感じ。
今思えば、完全に主従関係が逆転してました。
認めたくなかったけど、認めざるを得ないことでした。
全ては1歳までにしっかりしつけられなかったこと。
しつけをしながら信頼関係をしっかり築けなかったこと。
この2つに集約されていると思います。
本を何冊も買って読み込んでしつけをしたし
ネット情報も読んではしつけをしました。
それでも全くダメだった。
気づいた時は成犬になっていたので
難しかったのかもしれません。
毎日の仕事もあって、しつけもして・・・
お互い疲れ切っていたという事もある。
子犬の時は、しつけだけでなく色々大変ですが
1歳までの間に、たった1年間だけ苦労すれば
あとの十数年が楽になるんです。
そう考えると、1歳までの子犬から成長期まで
すごくすごく大切な時期だったのだなと実感します。
私のようなアホ飼い主と同じ思いをしなくて済むように
1歳までにしつけをして、信頼関係を築いてください。
その方がお互いに楽だし、お互いが幸せになれますよ。